TUFS Cinemaヨルダン映画上映会『インシャッラー・ワラド』(7/10)
東京外国語大学TUFS Cinemaヨルダン映画上映会『インシャッラー・ワラド』
https://www.tufs.ac.jp/event/2026/260710_c01.html
日時:2026年7月10日(金) 16:00開映 (15:40開場、19:00終了予定)
会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
プログラム
映画『インシャッラー・ワラド』本編上映(110分)
上映後解説/トーク
臼杵 悠(日本学術振興会特別研究員(RPD)/上智大学)
司会・解説 竹村 和朗(東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 准教授)
★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開
事前登録フォーム
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc260710form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)
作品紹介
『インシャッラー・ワラド』原題:Inshallah walad
監督:アムジャド・アッラシード(Amjad Al Rasheed)
出演:
ムナー・ハワー(Mouna Hawa)――ナワール
ハイサム・オマリー(Haitham Omary)――リフイー
ユムナー・マルワーン(Yumna Marwan)――ロレーン
サルワー・ナッカーラ(Salwa Nakkara)――スアード
ムハンマド・アルジーザーウィー(Mohammad Al Jizawi)――アフマド
イスラーム・アルアワディー(Eslam Al-Awady)――ハサン
セリーナ・ラバブア(Seleena Rababah)――ノラ
音楽:ジェリー・レーン(Jerry Lane)
撮影:小野山要(Kanamé Onoyama)
2023年/ヨルダン/110分/アラビア語/日本語字幕
あらすじ
ナワールは夫と幼い娘とともに、アンマンにある小さなアパートに暮らしていた。彼女の日常は夫の急死により一変する。ナワールは夫が残したアパートに住み、介護士の仕事を続けて、生きていこうとしたが、夫の兄弟リフイーは夫に貸していた借金が未払いであることを告げ、アパートと自動車を売り払い、遺産の半分を引き渡すように求めてきた。窮地に陥ったナワールは、「私は妊娠している。きっと男の子だろう(インシャッラー・ワラド)」と言い、問題の引き伸ばしと打開策を探る。
本作について
主人公ナワールは、ヨルダンの首都アンマンに暮らす、既婚のムスリム女性で、一人娘を育てながら、自身も介護士として働き、穏やかな暮らしを送っていた。夫の予期せぬ急死は、彼女に多くの問題を突きつけた。男性中心のヨルダン社会において、ナワールは寡婦として貞淑な振る舞いを求められつつ、主たる稼ぎ手とならざるを得ず、他方で子の世話は依然として彼女の責任とされる。また、イスラーム法の影響下にあるヨルダン相続法では、夫の遺産は、息子がいない場合、少なからぬ一部が夫の親戚のもとに渡る。こうした問題を解決すべく、ナワールは夫の兄弟リフイーを相手取り、二度三度と裁判所に赴き、男性裁判官の前で意見を述べ、行動する。ヨルダン社会の現実、そこを生きる女性たちの思い、苦しみ、そして、力強さが、本作には表れている。
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