TUFS Cinema パレスチナ・ドキュメンタリー映画上映会『ガザ=ストロフ –パレスチナの吟(うた)–』(5/10)
東京外国語大学TUFS Cinema
パレスチナ・ドキュメンタリー映画上映会『ガザ=ストロフ –パレスチナの吟(うた)–』
https://www.tufs.ac.jp/event/2024/240510_c01.html
日時:2024年5月10日(金)18:00開映(17:40開場、21:00終了予定 )
会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/
プログラム
『ガザ=ストロフ −パレスチナの吟(うた)−』本編上映(92分)
上映後トーク
(オンライン):ケリディン・マブルーク(監督)
解説・通訳 : 二口 愛莉(日仏通訳者・写真作家)
司会 : 大川 正彦 (東京外国語大学教授)
★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開
事前登録フォーム
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc240510form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)
主催:東京外国語大学TUFS Cinema
協力:Shkran
東京外国語大学多言語多文化共生センター
作品紹介
『ガザ=ストロフ −パレスチナの吟(うた)−』
原題 Gaza-Strophe, Palestine
監督 : サミール・アブダラ ケリディン・マブルーク
編集 : カヘナ・アティア
音楽 : アバス・バハティアリ
製作 : Iskrra L'Yeux Ouverts
協力 : パレスチナ・メディア・グループ
日本語字幕 : 二口 愛莉
配給・宣伝 : Shkran
2011年/フランス・パレスチナ/92分/アラビア語/日本語字幕
あらすじ
2008年12月末から2009年1月にかけてイスラエルによるガザの大規模侵攻が起き、停戦の翌日に監督のサミール・アブダラとケリディン・マブルークは、パレスチナ人権センターの調査員と共にガザに入る。
爆撃で両親兄弟を失った子ども、目の前で家族を銃撃された男性、土地を奪われ逃げてきた人々、、、「顔を持つ」一人一人の証言が記録されるとともに、パレスチナ出身の詩人マフムード・ダルウィーシュの詩が引用され、ガザの人々が生きてきた歴史と記憶が呼び起こされる。
本作について
2023年10月中旬、イスラエルによるガザ地区への軍事攻撃が始まってから10日後、共同監督の一人である友人のケリディン・マブルークからショートメッセージが届いた。「撮影から10年以上経ってもこの映画が今日的意義を持つとは思わなかった」と。また彼は、パレスチナの人々は常に西洋の視点から描かれ死亡者数という数に還元されてきたが、一人一人の顔を描き世界に伝えることが第一の目的だったと振り返る。
本作はガザの地で生きる人々の姿を丁寧に描きながら、同時にパレスチナ問題の背景にある西洋諸国による二重基準、構造的暴力について浮かび上がらせる。
ガザでは終わりの見えない悲惨な戦禍が続いているが(2024年3月現在)、作品が持つ「一人一人の声を伝える」力、世界の非対称性についての問題提起は今だからこそ多くの気づき、考えるきっかけを与えてくれる。 (二口愛莉)
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