2023年ベスト10本です (スタッフ・千)

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(C)2023埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 川口市


映画館、映画祭、オンラインなどなど、2023年に観た映画は72本でした。2022年より約20本ほど多いのは映画祭へ行けたことと、遠距離ダブル介護にも大分慣れてきて、時間のやり繰りが上手くなってきたからでしょうか…。それに映画を見ている時間だけは誰にも邪魔されず、いちばんのストレス発散にもなると思いました。いろんな理由でストレスを溜めている方々は是非、映画館へ駆け込むべしです!!
ここ数年、ほぼ毎年、鑑賞本数が少ないので、順位ではなく観た順で10本です。

1.『マイ・ブロークン・マリコ』 タナダユキ監督 2022年劇場公開
ちょうど去年の今頃、お正月休みで自宅にてアマプラで観ました。同名の漫画を映画化。漫画も読みたいと思いつつ全然読めてないです…。

2.『TOCKA タスカー』 鎌田義孝監督 2023年2月劇場公開
北海道、日本でいちばん東にある自治体の根室市を舞台に嘱託殺人を依頼する自営業の男、その願いを託された女を演じるのは菜葉菜さん。菜葉菜さんて、こうゆうヤケッパチの役が最高似合います。

3.『きゅうり畑のかかし』 ロバート・J・カプラン 1972年
東京京橋の国立映画アーカイブで企画された「アカデミー・フィルム・アーカイブ映画コレクション」で観て来ました。アンディ・ウォーホルのスナップ写真でしか見たことのなかったホリー・ウッドローンが出てる、動いてる!!   それだけでも感動モノでした。

4.『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』 大谷健太郎監督 2023年5月劇場公開
イマドキは「追っかけ」のこと「推し活」って言うんですよね、その言葉遣いにもスッカリなれてきたアラ50です…。こちらも同名の漫画を映画化、面白かったので原作読みたくて本屋さんで探したほど… テレビアニメ化されたほうも見たいです。

5.『太陽の墓場』 大島渚監督 1960年
こちらも国立映画アーカイブにて。「日本映画の発見 1960年代」で観て来ました。大島監督の、この時代に作られた映画はどれもこれも素晴らしくて、もっともっと観たかったです。

6.『PLAN75』 早川千絵監督 2022年劇場公開
自宅でアマプラで観ました… 75歳になったら、生死を選べる… これ、ほんと将来、日本で実施されそうでコワイ… でも私の世代なんて年金も貰えなそうだし、健康保険も破綻してそうだし、未来予想図が真っ暗で…。

7.『瞼の転校生』 藤田直哉監督 2023年
私の故郷、埼玉県で20年続いている「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」のオープニングを飾った作品。大衆演劇一座に所属する男子の物語… 泣いて笑って笑って泣いて、まるで大衆演劇を観ているようでした。ちなみに大衆演劇の面白さを教えてくれたのは先輩スタッフ・白さんです!!
★3月2日(土)よりユーロスペースほか全国公開

8.『灰土警部の事件簿 人喰山』 にいやなおゆき監督 2009年
これまた国立映画アーカイブの企画「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」で観ました。監督が絵も描いて、ナレーションもしている紙芝居アニメ。28分という短編ながら、お腹いっぱいになる強烈な作品でした。

9.『新根室プロレス物語』 湊寛監督 2024年1月劇場公開
プロレスって痛痛しいのに、なぜ人気があるのでしょうか? それは実際、見に行ってみて心底わかりました。最近では「みちのくプロレス」「仙台ガールズ・プロレス」などリアルで見て、とても感動したんです。是非いちど騙されたと思ってプロレスリングを見て来てください!! 新根室プロレスも現地で見てみたいです。

10.『その鼓動に耳をあてよ』 足立拓朗監督 2024年1月劇場公開
愛知県のテレビ局による劇場版ドキュメンタリー第15弾、名古屋の病院を追った作品。救急医師不足で、不眠不休で命を救う医師をはじめ看護師さんや医療事務の方々や現場の大変さがダイレクトに伝わってきて、頭が下がる思いで観てました… 心身ともに健康で暮らすことがイチバンなんだと、あらためて。

今年は元日から地震、翌日は羽田空港で飛行機事故、今日あたりもナニかあるのかと(いま2024年1月3日です)ドキドキとしています… 能登半島地震被災の皆さま、どうか一日でも早く日常が戻りますように、宮城県からお祈りしています。 (仙台市民の千)

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