東京外国語大学 TUFS Cinema イラン映画特集『命の葉』 (9/3)

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詳細:http://www.tufs.ac.jp/event/2023/230903_c01.html

日時:2023年9月3日(日)14:00開映(13:40開場、16:15終了予定 )

会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/access.html

プログラム
映画『命の葉』 本編上映(90分)
上映後トーク(45分): 森島 聡(東京外国語大学非常勤講師)
司会 佐々木 あや乃( 東京外国語大学教授)

★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開

登録フォーム https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc230903form/
(満席でなければ、当日、会場でも登録できます)

主催:東京外国語大学TUFS Cinema
共催:イラン・イスラム共和国大使館 イラン文化センター
協力:東京外国語大学多言語多文化共生センター

このイベントは、東京外国語大学 建学150周年記念タイアップイベントです。


『命の葉』 原題 Barg-e Jān
監督・脚本 エプラーヒーム・モフターリー
出 演 者 サイード・プールサミーミー
      メフティー・アフマディー
      マリヤム・モガッダム
      モハンマドレザー・ファルザード
2017年/イラン/90分/ペルシア語

あらすじ
著名なドキュメンタリー映画監督ペイマーンは、成功したがゆえに映画製作への情熱を失いつつあった。場面は、イラン北東部ゴナーバード近郊のサフラン農家の鋤き起こしから始まる。乾いた大地、日干しレンガの家…この土地では水は貴重な共有財産だ。年老いた農夫ラヒームは、離農が進む地域の農業を記録に残すことを望み出演を承諾した。一方、ペイマーンは友人の医師からガンを告知される。死期に直面した彼は、別れた妻との再会、ラヒームの生き方に触れ、この作品の製作に力を注ぎ始める。

本作について
今日のイラン映画は、問題提起をしながら明快な回答を示さず、視聴者の解釈に委ねる作風が多く見られます。本作品もその形式を踏襲しています。日本の多くの皆様にとって、乾燥した大地が広がるイラン北東部の風景、サフラン栽培における給水や夜中の収穫シーン、そして伝統的な雌しべの分別作業の再現シーンが、本作品の見所になるかと思います。

名脇役として知られるサイード・プールサミーミーは、地元方言を話す農夫役を巧みに演じています。ドキュメンタリー撮影の場となる旧家の内部は、演劇の舞台と客席のように演じる者たちにより様々な様相を呈します。また撮影クルーたちが撤収時の車内で合唱するシーンでは、歌詞がルーミーの神秘主義的叙情詩になっており、この国の人々が詩歌を日常的にこよなく愛する様子を的確に表現しています。(森島 聡)

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