TUFS Cinema香港映画上映会『ソロウェディング』(7/23)
東京外国語大学TUFS Cinema
香港映画上映会『ソロウェディング』
日時 2023年7月23日(日)14:00開映(13:30開場、17:30終了予定 )
会場 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
(東京都府中市朝日町3-11-1、西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分)
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/
プログラム
映画『 ソロウェディング』 本編上映
上映後解説: 小栗宏太(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー)
周冠威(キウィ・チョウ)監督とのオンラインQ&A
司会 倉田明子( 東京外国語大学准教授)
★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開
事前登録フォーム
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc230723form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)
主催:東京外国語大学TUFS Cinema
協力:JSPS 22H03829「『中国式統治』と香港の変容:権威主義化の社会に対する影響の多角的分析」、東京外国語大学多言語多文化共生センター
☆東京外国語大学 建学150周年記念タイアップイベント
『ソロウェディング』
監 督 周冠威(キウィ・チョウ)
脚 本 周冠威、鍾宏杰、曹燕茜
撮 影 司徒一雷
制 作 光籽電影
製 作 喱騷Late Show、香港電影製作公司
出演者 吳冰(サブリナ・ン、阿冰)
陳健朗(ケルヴィン・チャン)
盧巧音(キャンディ・ロー)
唐浩然(ジャッキー・トン)
陳逸寧(イザベル・チャン)
王宗堯(グレゴリー・ウォン)
2023年/香港/115分/広東語/日本語字幕
原題 一人婚禮 Say I Do To Me
あらすじ
売れないカップルYouTuberのビンとディクソンは、再生数を稼ぐために日々過激な企画にチャレンジするも鳴かず飛ばず。そこでふたりは売名のために破局をでっち上げることを思いつく。ディクソンの浮気が発覚したため、ひとりで生きる決心をしたビンが「これからは自分を愛する」と宣言し、自分自身に愛を誓う「ソロウェディング」を挙げるという計画だ。自分を愛するというビンの宣言は大きな反響を呼び、再生数アップのための嘘から始まった企画が、ふたりの予想を超えてどんどん大きく膨らんでいく。
本作について
香港の未来を悲観的に描く『十年』(2015年、オムニバス作品、香港電影金像賞最優秀映画賞受賞)、統合失調症患者の恋を扱う『幻愛』(2020年、金像賞最優秀映画賞)、2019年の逃亡犯条例改正反対運動を記録した『時代革命』(2021年、台湾金馬賞最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞)といった社会派作品で知られるキウィ・チョウ監督の最新作。政治情勢への懸念から香港公開が断念された『時代革命』に続き、監督自身の身辺すら危ぶまれる中で発表され、香港でも劇場公開された本作だが、これまでの作風とは対極的な政治色の薄いコメディ作品に仕上がっており、香港でも大きな話題となった。動画配信者の心の闇という現代的題材の魅力もさることながら、前作との対比が、表現への規制が強まる香港において創作を続ける困難と可能性とを強く感じさせる作品である。 (小栗宏太)
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