TUFS Cinema ミャンマー映画上映会『にっぽんむすめ』(7/1)
東京外国語大学TUFS Cinema
ミャンマー映画上映会『にっぽんむすめ』
https://www.tufs.ac.jp/event/2023/230701_c01.html
日時 2023年7月1日(土)14:00開映(13:40開場、16:00終了予定 )
会場 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
(東京都府中市朝日町3-11-1、西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分)
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/
プログラム
映画『 にっぽんむすめ』 本編上映(85分)
上映後解説/トーク(30分)
三井優(脚本家、ミャンマー映画祭実行委員会代表)
司会 岡野 賢二( 東京外国語大学教授)
★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開
事前登録フォーム
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc230701form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)
主催:東京外国語大学TUFS Cinema
協力:ミャンマー映画祭実行委員会、東京外国語大学多言語多文化共生センター
☆東京外国語大学 建学150周年記念タイアップイベント
『にっぽんむすめ』
監督 : ニープ
共同監督 : 枝正義郎ほか
撮影 : 川谷庄平
録音 : 市川綱二
製作 : A1 Film Company
出演 : ニープ、高尾光子、ティンペー、サンニュン
1935年/ビルマ(現ミャンマー)・日本/85分/ビルマ語・日本語/日本語字幕
あらすじ
東京からラングーン(現ヤンゴン)への無着陸飛行に挑戦するため、ビルマ(現ミャンマー)から飛行士とその弟が来日した。挑戦を必ず成功させようと飛行訓練に励む2人だったが、訓練中の事故などさまざまな困難に襲われる。さらに兄は、支援してくれる日本人女性と恋に落ち、兄弟の仲にも暗雲が立ち込める。果たして2人は飛行計画を成功させることができるのか。そして兄の恋の行方は…。
本作について
本作は1935年に製作された日本・ビルマ(現ミャンマー)初の合作映画である。当時ビルマでの上映は大ヒットとなり、ビルマ人の日本人女性観に影響を与えたとされる。戦後長い間行方不明になっていたが、1992年に日本でフィルムが発見され、日本の国立映画アーカイブによってデジタル修復されたものがミャンマー映画100周年に合わせて日本及びミャンマーで上映された(本企画で上映するのはデジタル修復される以前のもの)。
ストーリーはなかなかに凝っていて、観る者を飽きさせない。台詞や身振りにビルマ人(ミャンマー人)の考え方や気質などを読み取ることができる。いわば日本とミャンマーの初めての異文化接触の記録でもある。
この映画は監督兼主演のニープらが日本で映画について学んでいる時に撮影されたという。そのためビルマの風景はラストシーンの前にごくわずかに流れるのみであるが、当時の東京の飛行場や目黒雅叙園、銀座のデパート、芦ノ湖など、各地で撮影された約90年前の貴重なロケ映像は本作の隠れた見所だろう。 (岡野 賢二)
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