2022年ベスト10本(スタッフ・千)

介護とコロナ禍の中、映画館へ足を運び、自分自身も倒れそうになった時がありましたが映画からパワーを貰って生かしてもらいました。映画、心より有難う‼︎ オンラインや映画祭などで観た作品も含めて55本の鑑賞…数が少ないので観た順で10本を選びました(ここ数年、毎年こんな感じです、苦笑)

『82年生まれ、キム・ジヨン』キム・ドヨン監督2020年/韓国
隣り町の図書館でDVDを借りて見たんです…主人公の女性は私の一世代下になりますが、それでもあるんですね家父長制、凄く分かりみ。味方はお母さんだけ…号泣。打倒‼︎家父長制‼︎

『風は生きよという』宍戸大裕監督2015年/ドキュメンタリー
宍戸監督の出身地(仙台市の隣り)の図書館でDVD借りて来ました。人口呼吸器を付けて、たくましく生きる海老原宏美さん。その生き様をたっぷり見させていただきました…2021年、惜しくも他界。合掌。

『なれのはて』粂田剛監督2021年/ドキュメンタリー
仙台駅前の映画館チネ・ラヴィータで観ました。フィリピンで暮らす困窮日本人男性を追う…これってフィリピンだけではなくタイランドとかにも居そう…続編が、もうそろそろ劇場公開予定、観たい‼︎

『おかえり』篠崎誠監督1996年/日本
国立映画アーカイブで開催「1990年代日本映画」特集で上映されました。スクリーンで観るのは3回目くらい。観れば観るほど発見がある…素晴らしい作品。

『メイド・イン・バングラデシュ 』ルバイヤット・ホセイン監督2022年/デンマーク、バングラデシュ 、フランス、ポルトガル
閉じる寸前の神保町岩波ホールで観て来ました。バングラデシュのブラック企業で奮闘する女性達。岩波で上映される作品に、どれだけ影響を受けてきたか…嗚呼、岩波ホール、どうして無くなってしまったのでしょうか…学生時代から何度も訪れた映画館でした、涙。

『風船』川島雄三監督1956年/日本
仙台短編映画祭2022の上映作品で岸野雄一さん(ヒゲの未亡人)の解説付でした。芦川いづみさんの可愛らしさ、いまのところ宇宙一。

2022年ボリビア、ウルグアイ、フランス『UTAMA〜私たちの家』アレハンドロ・ロアイサ・グリシ監督
skipシティ国際Dシネマ映画祭は私の故郷、埼玉県で続いてる映画祭。いまさらながら初めて行ったんです、どの映画も面白く☆これからは毎年行きたいです‼︎ 中でも印象に残ったボリビア高地、ケチュア族の老夫婦の物語。自分自身の老後も心配…。

yoakemade.jpg
(C)2022「夜明けまでバス停で」製作委員会

『夜明けまでバス停で』高橋伴明監督2022年/日本
2020年、東京渋谷区で起きた悲劇が主題の作品ですが、それだけではなく、日本社会をより良くしようと闘う人達の映画。昔、新宿でクリスマスツリー爆弾事件があり(知らなかった!)その犯人が仙台刑務所に服役中とも知り、おもわず散歩がてら刑務所へ寄ってしまいました…。

『すずめの戸締まり』新海誠監督2022年/アニメ
ちょうど実家に帰っていた折に、いちばん近くのAEONシネマへ。東日本大震災がモチーフになっていることに敬服します…家族親族、友人知人を亡くしてる方々にとっては今年は十三回忌(うちは叔母夫婦を津波で亡くしました)福島原発も、いまなお廃炉作業中です。忘れてほしくない。

『ラーゲリより愛を込めて』瀬々敬久監督2022年/日本
仙台駅前PARCOの東宝で映画館納めでした。辺見じゅんさんのノンフィクションを映画化。戦争って酷い…二宮和也さんの言う通りです…その二宮さんファンとおぼしき女性群で映画館はほぼ満席でした☆

2023年はどんな映画と出会えるか?たのしみです。 1月吉日(千)

この記事へのコメント