東京外国語大学TUFS Cinema
南アジア映画特集『ハーミド〜カシミールの少年』
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/2022/12/15/230218/
日時:2023年2月18日(土)14:00開映(13:40開場、16:30終了予定)
会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/
プログラム
司会:萬宮健策(東京外国語大学)
映画『ハーミド〜カシミールの少年』本編上映
解説:金子 淳(毎日新聞前ニューデリー支局長)
★入場無料、事前登録制(先着250名)、一般公開
事前登録フォーム
https://forms.gle/Y7t4rTnrE3tMDDYS6
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)
作品紹介
『ハーミド〜カシミールの少年』
監督:エージャーズ・ハーン
脚本:ラヴィンダル・ラーンダワー/スミット・サクセーナ
撮影:ジョン・ウィルモア
音楽:アンドリュー・T・マッケイ
美術:シカンダル・アフマド/シャミーム・ハーン
衣装:マニーシュ・ティワーリー
編集:アフザル・シェイフ
製作:Saregama Films/Yoodlee Films
出演:ハーミド……タルハー・アルシャド・レーシー
アバイ……ヴィカース・クマール
イシュラト……ラシカー・ドゥガル(『マントー』)
ラハマト……スミット・コウル
2018年/インド/カラー/108分/ウルドゥー語・ヒンディー語/日本語・英語字幕/原題:Hamid
【作品について】
舞台はヒマラヤ山脈の麓、カシミール。舟大工の息子ハーミドは7歳。ある日、父が姿を消した。警察にはハーミドの母の他にも失踪した夫を探す妻たちであふれている。手掛かりのないまま時だけが過ぎ、生きる気力を失う母。ハーミドにも「父は神の元に旅立った」と諭すのだった。ある時、786という数字が神を示すものであると知り、父の残した携帯電話から神の番号へ電話を掛ける。電話口に出たのは……………………。
2019年インドナショナルアワード ウルドゥー語映画部門最優秀賞受賞。
【カシミールをめぐる動き】
この映画の舞台となっているカシミールの住民の約7割はムスリム(イスラーム教徒)である。インド・パキスタン分離独立(1947年8月)以降、その帰属をめぐり両国はこれまでに3度戦火を交えている。現在は、インドが実効支配するカシミール連邦直轄領と、パキスタンが実効支配するアーザード・ジャンムー・カシミール、中国のアクサイ・チンからなり、第3次印パ戦争停戦時(1972年)に定められた「管理ライン(Line of Control)」が事実上の国境として機能している。2019年2月、治安維持部隊が乗った車両を狙った自爆テロ事件が起き、40人が死亡。同年10月には、モーディー政権が、選挙公約に基づいてジャンムー・カシミール州の自治権を剥奪し、連邦直轄領となった。
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