2017年 ベスト15 山本聖美

○沈黙 サイレンス / 信仰は、自らの心の中にある。そこに【だけ】あれば良いと私は思う。

○ラ・ラ・ランド / 映画の よろこび を感じさせてくれる映画。

○ムーンライト
/ シャロンの純情、身体は鎧の様に鍛え上げていても。ゴージャス脱ぎ捨てたナオミ・ハリス、そして、王道のような助演 マハーシャラ・アリに拍手。

○マンチェスター・バイ・ザ・シー / 昔読んだ「心臓を貫かれて」(マイケル・ギルモア著 / 村上春樹訳)にあった文章を(正確ではないけれど)思い出した。『あまりにも深い傷は、癒えることなく、傷として完結するしかない』傷を抱えて生きてゆく人生もある。

○危城( コール・オブ・ヒーローズ ) / 超悪役の古天樂(ルイス・クー)、ここ迄演ると、逆に美男が際立つ。大好きな呉京(ウー・ジン)に、飄々と大きいポンちゃん(エディ・ポン)、味のある劉青雲(ラウ・チンワン)と、メンツもたまらんっす!

○哭声 / お馴染みのクァク・ドウォンも勿論良し。ちょっと胡散臭い悪魔祓い・ファン・ジョンミンと、謎の日本人・國村隼の息詰まる攻防(これがほんの少し笑える)。子役の女の子は『エクソシスト』のリンダ・ブレア並みの大熱演でしたね。

○葉問 継承 / 「木人撞の音が聞きたい」と、泣かせる台詞は妻の鏡。ドニーは最早 神。

○パーソナル・ショッパー / クリステンの個性と、アサヤスの個性が相俟って 凄ぉ〜く面白い映画だった。

○お嬢さん
/ 原作読んだが、詳細忘れてしまっていた。それで全然OKだった。

○新感染 / 一喜一憂と云うか、一危一恐でクタクタ。このジェットコースターゾンビもので泣かせるとは!ドンソク兄貴、最高です‼︎

○散歩する侵略者 / ブラヴォー 長谷川博己!まさみちゃんは近年良いですね。

○エル / 原作も読んだが(映画を観ると読みたくなる‼︎)、映像の力を感じさせる、イザベル・ユペールの際立つ1本。一緒に観た友と 大いに話が盛り上がり、次の日に また電話で1時間話し込みました。

○パターソン / 「水を大量摂取の変わった料理も『忍耐』とは言わないんだよな愛してるから」などと云う文章を思い浮かべる。そして、そんな「愛してるから」文章を思い描く事さえ もの凄く久しぶりだと気付くのである。

○アウトレイジ 最終章
/ 北野武なりの キレイな終わり方ではないでしょうか。

○彼女がその名を知らない鳥たち / まほかるファンなのです私。呉でロケした『孤狼の血』も楽しみにしてます 白石監督。『かのとり』のキャスティング、絶妙でした。
(2017年、劇場で観た67本より 日付け順)

2017年、ベスト3は『危城(コール・オブ・ヒーローズ)』『哭声』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。
特別枠として記しておきたいのは、ヴィスコンティの『家族の肖像』『若者のすべて』『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』、胡金銓(キン・フー)の『侠女』『龍門客桟』、そして ペキンパーの『戦争のはらわた』。宝のような映画たち。
女優賞は イザベル・ユペール、男優賞は マ・ドンソク兄貴!
今年のオスカー、『シェイプ・オブ・ウォーター』に乾杯。大好きな映画評論家・町山(智浩氏)が泣くのを初めて見ました。もらい泣きでした。
最後に、大杉漣さんに合掌。

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