〈外国映画〉
声高な権力者により、事実が歪められ、何が正しいのか分からない狂気の時代に突入。ホラーにアニメ、フィリピン映画が目立つ中、この年の映画の王、ヨン・サンホの神業の脚本に酔った『新感染ファイナル・エクスプレス』がホラーを越えた別格のエンタメ大賞。後に名匠の反権力映画が続く。
1『新感染ファイナル・エクスプレス』エンタメ大賞
2『立ち去った女』
3『残像』
4『わたしは、ダニエル・ブレイク』
5『希望のかなた』
6『否定と肯定』
7『笑う故郷』
8『エルELLE』
9『20センチュリー・ウーマン』
10『セブン・シスターズ 』
次点『春の夢』『甘き人生』『メッセージ』『フライト・クルー』『人生はシネマティック!』
〈ホラー〉
1『ゲット・アウト』 2『ウィッチ』 3『ジェーン・ドゥの解剖』
〈アニメ〉
1『 KUBOクボ/ 二本の弦の秘密』 2『我は神なり』 3『ゴッホ 最期の手紙』
〈ドキュメンタリー〉
1『アレッポ 最後の男たち』 2『私たちが誇るもの~アフリカン・レディース歌劇団』(難民映画祭) 3『 ドーソン・シティ : 凍結された時間』(イメージ・フォーラム・フェスティバル)
〈偏愛する映画〉
1『カニバイシュ』(1988年マノエル・ド・オリヴェイラ) 2『レベル5』(1996年クリス・マルケル)
〈日本映画〉
『花筐 HANAGATAMI』は、戦時下に咲いた死の匂いのする濃密なエロスの華、月下美人。『あゝ、荒野』は、帳尻合わせの長話で、見所は、主演男優賞のヤン・イクチュンとボクシング・シーン。マンガばかりか、一粒で二度儲けるアニメの実写に、地方が舞台の全員クズや、良きお年寄りモノだらけの日本映画の、あしたは、どっちだ。
1 『花筺 HANAGATAMI』
2『At the terrace テラスにて』
3『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』
4『最低。』主演女優賞 森口彩乃
5『夏の娘たち~ひめごと~』
6『バンコクナイツ』
7『ろんぐ・ぐっどばい~探偵 古井栗乃助~』
8『方舟の女たち』
9『月子』
10『あゝ、荒野』主演男優賞 ヤン・イクチュン
次点『ハローグッバイ』『コクウ』『東京ウインドオーケストラ』『逆光の頃』
〈新人監督賞〉『鱗のない魚』(イメージ・フォーラム・フェスティバル)
〈ホラー〉『SYNCHRONIZER』
〈アニメ〉『夜は短し歩けよ乙女』.
〈ドキュメンタリー〉『三里塚のイカロス』
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