『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』上映および古居みずえ監督講演会(12/14)

明治学院大学国際平和研究所(PRIME)主催で、古居みずえ監督の『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』上映と監督トークが行われます。
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/events/events20231214/

日時:12月14日(木) 17:00~19:15
場所:明治学院大学横浜キャンパス 9号館3階 930教室
申込み:不要  ◆対面参加(定員300名) ◆学内外どなたでもご参加いただけます。
参加費:無料
主催:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

<プログラム>
17:00~18:30 映画上映87分
18:30~19:15 古居みずえ監督トークおよび質疑応答

「今までもイスラエルは4 度にわたってガザ攻撃をしてきました。しかし今回のイスラエルの攻撃は常軌を逸しています。このままではガザが無くなってしまう勢いで、攻撃が続いています。確かにハマスのしたことは許されることではありません。だからと言って、ガザの市民を巻き込むことが正当化されるわけではないはずです。ガザの惨事を止めるため、またこれ以上一般市民の犠牲を出さないために、私たちはパレスチナ問題とは何か、現実に起こっていることを知ってほしいと思います」(古居みずえ監督)
このような古居監督の思いを受け、『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』 の上映会を行います。
ガザのこれまでの映像を見て、今回の衝突のことだけでなく、国際社会が放置してきた「我々のパレスチナ問題」として考えるきっかけになれば幸いです。


★12月14日にご都合が悪い方は、20日に代々木上原のモスクでも上映会があります。
PXL_20231210_063806037.jpg
12月20日(土) 15:30~
東京ジャーミイ 新館地下1階 エルトゥールル講堂
〒151-0065 東京都渋谷区大山町1-19 (最寄り駅:代々木上原)
予約不要、入場無料


シネジャ作品紹介 『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』
http://www.cinemajournal.net/review/2011/index.html#bokutachiwamita

bokutachiwamita00.jpg
シネマジャーナル82号に古居みずえ監督インタビューを掲載しています。

posted by sakiko at 13:49Comment(0)上映会

TUFS Cinema南アジア映画特集『土曜の午後に』(12/23)

tufscinema231223.jpg

東京外国語大学TUFS Cinema 
南アジア映画特集『土曜の午後に』

日時: 2023年12月23日(土)14:00開映(13:30開場、16:00終了予定 )

会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/

プログラム
映画『土曜の午後に』 本編上映(86分)
上映後解説/トーク 日下部 尚徳(立教大学異文化コミュニケーション学部准教授)
司会 萬宮 健策(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)

主催:東京外国語大学TUFS Cinema
協力:福岡市総合図書館
   藤井美佳
   東京外国語大学南アジア研究センター
   東京外国語大学多言語多文化共生センター

★入場無料、事前登録制(先着500名)

事前登録フォーム 
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc231223form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)

作品紹介
『土曜の午後に』  原題:Shonibar Bikel
監督・プロデューサー・脚本 モストファ・サルワル・ファルキ
撮影 アジズ・ジャンバキエフ
出演 ジャヒド・ハサン、ポロムブロト・チャテルジー、ヌストラ・イムロズ・ティシャ、イヤド・フラニ
2019年/バングラデシュ・ドイツ/86分/ベンガル語・英語/英語・日本語字幕
2019年アジアフォーカス・福岡国際映画祭 熊本市賞受賞


あらすじ
バングラデシュの首都ダッカ。断食月の土曜日の午後。あるレストランがイスラーム過激派に占拠される。周りを警察に取り囲まれ逃げ場がなくなった彼らは、レストランの客を人質にとった。テロリストは宗教を利用して人々を分断しようとする。

本作とその背景
《ダッカ襲撃テロ事件》
2016年7月1日にダッカでテロ事件が起きた。7人の過激派がダッカのレストラン「ホーリー・アーティザン」で人質をとり12時間にわたって立てこもった。最後は機動隊が突入し13人の人質を救出したが、日本人7人を含む22人の人質が殺害された。事件についてはISが犯行声明を出したが、バングラデシュ政府はこれを否定して、地元の過激派の犯行としている。

監督は、密室で起きたこの痛ましい出来事を題材としてワンシーン・ワンカットの緊迫した映像で描き、過激派の言動に疑問を投げかけながら、希望を見出そうとしている。

2019年アジアフォーカス・福岡国際映画祭で熊本市賞を受賞。(萬宮 健策)



◆TUFS Cinema その他の上映会予定はこちらで!
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/screening-schedule#Recently

posted by sakiko at 13:26Comment(0)上映会

TUFS Cinema バルカン半島映画特集 『いつか、どこかで』、『どこでもない、ここしかない』(2作同時上映) (12/17)

tufscinema231217.jpg

東京外国語大学TUFS Cinema 
バルカン半島映画特集『いつか、どこかで』『どこでもない、ここしかない』(2作同時上映)
https://www.tufs.ac.jp/event/2023/231217_c01.html

日時:2023年12月17日(日)13:00開映(12:40開場、17:30終了予定 )

会場 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
(東京都府中市朝日町3-11-1、西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分)
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/

プログラム
映画『いつか、どこかで』 本編上映(81分)
ミニトーク(20分): リム カーワイ[本作品監督]、アデラ ソー[俳優]

映画『どこでもない、ここしかない』(90分)
上映後トーク(50分):リム カーワイ[本作品監督]、鈴木 健太[神田外語大学講師]

司会:倉田 明子

★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開

事前登録フォーム 
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc231217form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)

作品紹介
『どこでもない、ここしかない』 原題 No Where, Now Here

監督・編集 リム・カーワイ
出演 フェルディ・ルッビジ、ヌーダン・ルッビジ、ダン、アンニャ・キルミッスイ、アウグストゥス・クルースニック
製作・配給 Cinema Drifters
2018年/スロベニア・マケドニア・マレーシア・日本/90分/スロベニア語・マケドニア語/日本語字幕

『いつか、どこかで』
原題 Somewhen, Somewhere
プロデューサー・監督・脚本・編集 リム・カーワイ
出演 アデラ・ソー(蘇嘉慧)、カタリナ・ニンコヴ、ピーター・シリカ、ホスニー・チャーニー、     マティ・ミロサヴリェヴィッチ
配給・宣伝 Cinema drifters
2019年/日本・クロアチア・セルビア・モンテネグロ/81分/広東語・セルビア語・クロアチア語/英語・日本語字幕

あらすじ
リム・カーワイ監督がバルカン半島を旅しながら、現地の人びとを交えて即興的に作り上げた異色ドラマ。
『どこでもない、ここしかない』は、スロベニアの首都リュブリャナに暮らすトルコ人夫婦の物語。女癖の悪いフェデルに愛想を尽かして出ていった妻ヌーダンを追いかけ、フェデルはマケドニアの田舎町に向かう。
『いつか、どこかで』は、マカオ人女性アデラがクロアチア、セルビア、モンテネグロを旅する物語。旅を通して、バルカン半島の複雑な歴史に翻弄されながらも前向きに暮らす人々の生活が浮かび上がる。

本作について
今回の上映作品は、マレーシア出身で近年は大阪を拠点に活躍するリム・カーワイ監督による2作品である。リム監督の作品は、確固とした脚本を用意せず、即興的に物語を作り上げてゆく独特のスタイルを持つ。これまで大阪、中国、香港、そして東欧など世界各地を「漂流」しながら映画を制作してきたが、中でも今回のバルカン半島を舞台とした2作品は、監督が旅先で出会った人々を巻き込みながら作り上げた、異色のロードムービー的作品である。そして、何気なく描かれる人々の姿の中に、バルカン半島が抱える複雑な歴史と現在が垣間見える。今冬に第3作『すべて、至るところにある』が公開されるのに合わせ、前2作品を一挙に上映する。



◆TUFS Cinema その他の上映会予定はこちらで!
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/screening-schedule#Recently

posted by sakiko at 13:18Comment(0)上映会

TUFS Cinema南アジア映画特集『神に誓って』(12/16)

tufscinema231216.jpg

東京外国語大学TUFS Cinema 
南アジア映画特集『神に誓って』
https://www.tufs.ac.jp/event/2023/231216_c01.html

日時: 2023年12月16日(土)14:00開映(13:30開場、17:30終了予定 )

会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/

プログラム
映画『神に誓って』 本編上映(168分)
上映後トーク 萬宮 健策(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)
司会 萬宮 健策(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)

★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開

事前登録フォーム 
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc231216form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)

作品紹介
『神に誓って』 原題:Khuda Kay Liye
監督 ショエーブ・マンスール
出演 シャーン、イーマーン・アリー、ファワード・アフザル・ハーン
2007年/パキスタン/168分/ウルドゥー語、英語、パンジャービー語、アラビア語、パシュトー語/日本語字幕

あらすじ
ロンドンに暮らす大学生マリアムは、恋人との結婚を前に、生まれて初めて父の故郷パキスタンを訪れる。古都ラホールでは、いとこのマンスールとサルマド兄弟がミュージシャンとして活躍していた。しかし弟は「音楽はイスラームの教えに反する」という原理主義指導者の言葉に傾き、やがて音楽を棄ててしまう。兄は弟を気遣いながらも音楽を究めるためアメリカへ留学。そんな折、9.11事件が起こった…

主催:東京外国語大学TUFS Cinema
協力:ShoMan Productions
   岡口良子
   藤井美佳
   東京外国語大学南アジア研究センター
   東京外国語大学多言語多文化共生センター


受賞歴 2008年アジアフォーカス・福岡国際映画祭福岡観客賞
20080928_03.jpg
(撮影:景山咲子)

★2008年アジアフォーカス・福岡国際映画祭で初めて拝見して以来、何度か観る機会のあった素晴らしい作品です。 イスラーム映画祭でも、亡き麻田豊氏が監督にご連絡を取り、フィルムを取り寄せて上映されました。 今の時代にこそ観てほしい作品です。
福岡で上映される前に、東京で行われたレクチャーの模様をスタッフ日記に書いていましたので、ここに転載しておきます。 (景山咲子)

2008年8月4日(月)国際交流基金の招聘で来日されたパキスタンのショエーブ・マンスール・ハーン氏の講演会へ。今年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映される『神に誓って』(原題:Khuda Kay Liye)の監督で、長年テレビ番組やドラマを手がけ、作詞作曲もされる多才な方。講演では、是非この映画の話をしたいとのことで、まだ見ていない参加者のために、字幕監修をされた東京外国語大学の麻田豊氏が、169分という長い作品の要点を20分程にまとめて見せてくださいました。(麻田さん、ご苦労さま!)
時代は、2001年9月11日の前後。パキスタンの比較的上流階級の家庭に育ち、音楽家を目指していた兄弟の歩む正反対の人生を描いたもの。兄マンスールは、9.11の直前にアメリカに留学。警察の拷問を受けたりしながらも、キリスト教徒の学友ジェイニーと恋に落ち、音楽の勉強を続けます。かたや、弟サルマドは宗教指導者に洗脳され、音楽を捨て原理主義者となります。兄弟の従姉マリヤムは、イギリス育ち。パキスタン人である父親は、イスラーム教徒の女性はイスラーム教徒としか結婚してはならぬと、マリヤムを無理矢理サルマドと結婚させます。
監督は、9.11事件の後のパキスタンの置かれている状況を背景に描きながら、イスラームという宗教をどう捉えたらいいのか?と、自国パキスタンを含めたイスラーム教徒自身に問いかけたかったといいます。様々な問題を提示しながらも、ドラマとしても楽しませてくれる長さを感じさせない作品


◆TUFS Cinema その他の上映会予定はこちらで!
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/screening-schedule#Recently


posted by sakiko at 13:02Comment(0)上映会

TUFS Cinema『バスク・ダンス万華鏡』 (12/15)

tufscinema231215.jpg

東京外国語大学TUFS Cinema 
映画上映会『バスク・ダンス万華鏡』
https://www.tufs.ac.jp/event/2023/231215_c01.html

日時 2023年12月15日(金)18:15開映(18:00開場、20:45終了予定 )

会場 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
(東京都府中市朝日町3-11-1、西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分)
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/contact/

プログラム
映画『バスク・ダンス万華鏡』 本編上映(98分)

上映後トーク テルモ・エスナル(監督)
解説・通訳 ガリ・オルティゴーサ(東京外国語大学非常勤講師)、萩尾 生(東京外国語大学教授)
司会 萩尾 生

★入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開

事前登録フォーム 
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc231215form/
*会場での参加登録も可能(満席の場合、事前登録者を優先)

主催:東京外国語大学TUFS Cinema
後援:エチェパレ・バスク・インスティテュート
協力:東京外国語大学多言語多文化共生センター

『バスク・ダンス万華鏡』原題 Dantza
監督 テルモ・エスナル
出演 ガリ・オタメンディ(首長)
   アナ・イリゴイエン(女王)
   アイナラ・ラネラ(恋人[女性])
   ヨセバ・アスタルベ(恋人[男性])
   ヨス・ガラテ(アマテラス)

2018年/スペイン/98分/バスク語(セリフなし)/字幕なし

受賞歴:サン・セバスティアン国際映画祭Global in Progress 部門受賞(2017年)

あらすじ
雨がやむと、それまで不毛だった土地に生命が芽生える。若芽は病やさまざまな苦難を乗り越えて成長し、やがて林檎の果実を結ぶ。熟した果実は収穫されて林檎酒となり、めでたく乾杯の時を迎える。生命の循環、季節の移ろい、収穫の喜び、愛の祝宴など、普遍的なテーマを取り上げながら、バスクの伝統舞踊にモダン・バレエや前衛的舞踏の振り付けを織り交ぜ、バスク独自の世界観を象徴的に、かつまた詩的情緒豊かに表現した、ことばのないミュージカルである。


◆TUFS Cinema その他の上映会予定はこちらで!
https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/screening-schedule#Recently


posted by sakiko at 12:37Comment(0)上映会