愛知県近隣の皆様へ 「ええじゃないかとよはし映画祭2018」のお知らせ

愛知県豊橋市で開催される映画祭をご紹介したい。愛知県出身や関連の深い映画監督、俳優さんの作品を集めた3日間の映画祭。ゲストが豪華 ❗️あいち国際女性映画祭より規模は小さいがゲストに関しては負けていない。詳しくは http://etff.jp で検索。
上映作品の一部をご覧いただきたい。

🎬『アンチポルノ』園子温監督・脚本/78分

小説家でアーティストとしても有名になった若い京子(冨手麻妙)は、極彩色の広い部屋に住んでいて、マネージャーの典子(筒井真理子)が分刻みのスケジュール管理をしている。その関係は時によって変わり、虚構と現実の間で京子の過去の秘密が暴かれていく。

ガラリと変わる京子の立場、極彩色の広いスペースの一部屋だがトイレの仕切りもない。排泄物はゲロだけ。その密室で繰り広げられる悪夢のような展開は、説明は無用 ! 是非、この部屋に取り込まれてほしい。

園子温監督の実力がこの作品に於いても観ることが出来た。主演女優の富手麻妙さんのセーラー服姿がエロチック、それと大声で囁く声も魅力的だった。

🎬『映画 山田孝之3D』山下敦弘、松江哲明監督/77分

山田孝之ファンには見逃せないちょっと変わったドキュメンタリー。最初に芦田愛菜さんの挨拶がある(野太い嫌な声だった)。中央に椅子が置かれ主人公の山田孝之さんが座り心地悪そうに、今からどう始まるのかと不安気な様子。監督さんが質問して彼が言葉を選びながらとつとつと話始める。 いつもと雰囲気が違う。「生」山田孝之だ。これを3Dにしてどうなの?と思った。


彼の33歳までの中で一番幸せと思ったことは?という質問に、
自分が小学生の時に、あまりうちにいなかった父親がレコードを聴いていて、母親が洗濯ものをたたんでいて、姉二人はどこか行ってていなくて、ぼくと三人が部屋にいる何でもないひとときのことをよく覚えていて、その時の一瞬を幸せと思った。

と、語っていた。他にもいろいろ家庭の事情をポロポロと話していたが、この時ミッキーは涙がこぼれた。

山田は生家のあった鹿児島県にも赴くが更地になっていた。彼は土の中からタイルを見つけて、うちの玄関のタイルだと泣いていたシーンが一番印象的だった。演技者として興味深い山田孝之さんが「人間・山田孝之」になった一瞬でもあった。

【キネ旬 ベストテン 2017年】 シネジャは、こう観ていた!

今年も、もう2ヶ月近く経ってしまいました。
シネジャでは、毎年、2月発行の本誌で読者とスタッフが選ぶ昨年度のベストテンを掲載していたのですが、本誌発行を年1回に切り替えましたので、ブログで個人のベストテンを発表し、特別記事でシネジャの傾向をまとめてみることにしました。

まず、キネマ旬報が選んだベストテンを、昨年、Web版シネマジャーナルの作品紹介、ミッキーの毎日映画三昧、特別記事でどのように紹介していたのか、リンクを貼ってみました。リンクのないのは、誰も言及していなかった作品です。
文末にリンクを貼っていないベストテン一覧も添えました。

◆2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン

<日本映画ベスト10>
1位 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』

2位 『花筐/HANAGATAMI』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/455460400.html

3位 『あゝ、荒野(前篇)(後編)』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/454002324.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/453808822.html

4位 『幼な子われらに生まれ』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/452839852.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/452546899.html

5位 『散歩する侵略者』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/453334551.html

6位 『バンコクナイツ』
『バンコクナイツ』クランクイン直前スペシャルイベント(2015/9/9)
http://www.cinemajournal.net/special/2015/bangkok-nites/index.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/449913902.html

7位 『彼女の人生は間違いじゃない』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/451491573.html

8位 『三度目の殺人』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/453093187.html

9位 『彼女がその名を知らない鳥たち』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/454351628.html

10位 『彼らが本気で編むときは、』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/447297853.html

<外国映画ベスト10>
1位 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/447928461.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/447893825.html

2位 『パターソン』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/452813883.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/452217630.html

3位 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/449466690.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/449234717.html

4位 『ダンケルク』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/453334551.html

5位 『立ち去った女』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/454032032.html

6位 『沈黙-サイレンス-』

7位 『希望のかなた』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/455117414.html
『希望のかなた』主演シェルワン・ハジさんインタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2017/kibou-kanata/index.html

8位 『ドリーム』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/453537711.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/453447979.html

9位 『ムーンライト』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/454512766.html

10位 『ラ・ラ・ランド』
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/447378568.html
『ラ・ラ・ランド』来日記者会見 デイミアン・チャゼル監督と主演ライアン・ゴズリング 二人の絶妙なトークに会場が湧きました
http://cinemajournal.seesaa.net/article/446464650.html


◆文化映画ベストテン
1位 「人生フルーツ」
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/445446413.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/445559581.html

2位 「標的の島 風(かじ)かたか」
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/448654152.html

3位 「やさしくなあに ~奈緒ちゃんと家族の35年~」

4位 「ウォーナーの謎のリスト」

5位 「谺雄二 ハンセン病とともに生きる 熊笹の尾根の生涯」

6位 「沈黙 立ち上がる慰安婦」
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/455148044.html

7位 「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/452837308.html
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/453000963.html

8位 「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」
河邑厚徳監督インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2017/101x2/index.html

9位 「まなぶ 通信制中学60年の空白を越えて」

10位 「廻り神楽」

☆文化映画のベストテンにあがった作品、いつもならほとんどシネジャで言及しているのに、今回は半分の5作品でした。


★シネジャのリンクを貼ってない一覧も付けておきます。個人賞も!

【2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン】

◆日本映画ベストテン
1位 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』
2位 『花筐/HANAGATAMI』
3位 『あゝ、荒野(前篇)(後編)』
4位 『幼な子われらに生まれ』
5位 『散歩する侵略者』
6位 『バンコクナイツ』
7位 『彼女の人生は間違いじゃない』
8位 『三度目の殺人』
9位 『彼女がその名を知らない鳥たち』
10位 『彼らが本気で編むときは、』

◆外国映画ベストテン
1位 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
2位 『パターソン』
3位 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
4位 『ダンケルク』
5位 『立ち去った女』
6位 『沈黙-サイレンス-』
7位 『希望のかなた』
8位 『ドリーム』
9位 『ムーンライト』
10位 『ラ・ラ・ランド』

◆文化映画ベストテン

1位 『人生フルーツ』
2位 『標的の島 風(かじ)かたか』
3位 『やさしくなあに ~奈緒ちゃんと家族の35年~』
4位 『ウォーナーの謎のリスト』
5位 『谺雄二 ハンセン病とともに生きる 熊笹の尾根の生涯』
6位 『沈黙 立ち上がる慰安婦』
7位 『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』
8位 『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』
9位 『まなぶ 通信制中学60年の空白を越えて』
10位 『廻り神楽』

<日本監督賞>
大林宣彦 『花筐/HANAGATAMI』

<外国監督賞>
ケン・ローチ 『わたしは、ダニエル・ブレイク』

<脚本賞>
石井裕也 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』

<男優賞>
菅田将暉 『あゝ、荒野(前篇)(後編)』『火花』『帝一の國』『キセキ-あの日のソビト-』

<女優賞>
蒼井優 『彼女がその名を知らない鳥たち』

<助演男優賞>
ヤン・イクチュン 『あゝ、荒野(前篇)(後編)』

<助演女優賞>
田中麗奈 『幼な子われらに生まれ』

<新人男優賞>
山田涼介 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『鋼の錬金術師』

<新人女優賞>
石橋静河 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』

中東映画研究会『イラン女子サッカー奮闘記』(2月14日 5時半~) 

中東映画研究会のご案内をいただきました。
参加無料。どなたでも参加できます。
参加ご希望の方は、案内に記載の連絡先にご一報お願いします。
私も参加予定です!(咲)

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【日時】2018年2月14日(水) 17:30~(17:00開場)

【会場】東京大学東洋文化研究所 3階 大会議室

【題材】『イラン女子サッカー奮闘記』
    2008年/シンガポール・OAK3 Films制作
    ペルシア語・英語音声、日本語字幕

【テーマ】 野 心
アジアのサッカー大国イラン。サッカー大好き少女も大勢います。しかし、国内では複雑な政局やイスラームの基準なるものに揺れ、さらには「メンバーに男が混じってる!?」と難癖をつける国際社会。サッカーボールをめぐって行き交う様々な希望と思惑。それでも世界の女子フットサル選手10人に選ばれるまでに成長した、イラン女子サッカーを通して、イラン社会とイランをめぐる国際関係を考えます。

【コメンテーター】山岸智子氏(明治大学・教授)

  山岸先生は、イメージとイデオロギーの連関性に着目なさりながらイラン研究に携わってこられました。イランにおける市民運動とジェンダーの問題についても多くの著書を発表なさっておられます。

【主催】中東映画研究会

【共催】東京大学、東洋文化研究所附属 東洋学研究情報センター、東洋文化研究所班研究「中東の社会変容と思想運動」、日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET)

※ どなたでもご参加いただけます
※準備の都合上、事前に参加希望のご連絡をお願いします(MEcinema2014[at]gmail.com)[at]は@に変換をお願いします。
※ 参加は無料です

【お問い合わせ】 中東映画研究会 MEcinema2014[at]gmail.com

https://asnet-utokyo.jp/studies/seminar/4044 
posted by cineja at 09:38Comment(0)研究会